2012年3月15日 デジタルインプラント
昨今の歯科用CTの普及に伴って、インプラント治療のデジタル化が進んでいます。CTは、顎の骨の断面(スライス)が確認できるレントゲン装置ですが、CTデータをより有効活用する為のソフトウェアの開発が加速しています。最近のソフトウェアの特徴として「実寸法が分かる立体画像が構築できることがあります。CT画像+ソフトウェアの組み合わせによって3次元でのより高度な診断、治療計画が立てられるようになりました。
歯科用CT装置 ↓
私が、インプラント治療を始めたのは平成7年ですから17年前になりますが、そのころは、パノラマレントゲン、模型、お口の中の写真、触診で診断をしておりました。この限られた情報源からどうやって多くの情報を得て診断しようかと試行錯誤しておりましたが、その頃に比べると診断はかなり楽になりました。
ただ、コンピューター上でどんなに緻密で優れた治療計画を立てても、実際に手術をするときには、手術の精度は、術者の腕しだいということになります。コンピューター上で作ったバーチャルな治療計画をいかに正確に手術に再現できるか。これについては後日お話します。
シュミレーションソフト ノーベルクリニシャンの画像
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